セウォル号オーナーのユ・ビョンオン会長、検察の出頭命令を拒否
入力 : 2014-05-16 15:46:44 / 修正 : 2014-05-16 15:46:44

 

ユ・ビョンオン元セモグループ会長が、16日検察の出頭命令を拒否した。|仁川地検=ナム・ユンホ記者

 

[スポーツソウルドットコム|仁川地検=パク・デウン記者] セウォル号の実質的なオーナーとされるセモグループの元会長ユ・ビョンオン氏(73)が、検察の出頭命令を拒否した。


仁川地検の特別捜査部(部長:キム・フェジョン次長検事)は、ユ氏に16日午前10時までに被疑者の身分として出頭することを命令した。検察は「自主的に出席して、防御権を行使してほしい」と伝えたが、ユ氏は予定時間を過ぎても姿を現わさなかった。事実上出頭命令を拒んだわけだ。


捜査初期、ユ氏側の弁護人は「協力する」という意思を表明したが、ユ氏の次男ヒョクギ氏(42)はアメリカから帰って来ない状況で、長男のデギュン氏(44)も姿を消して検察召喚に応じなかった。その上、ユ氏も出頭命令を拒否したことで、ユ氏一家は検察と全面的に衝突することとなった。


これに先立って検察は、ユ氏が出頭命令に応じない場合、逮捕状を取るなどとして身柄を確保する方針だったが、ユ氏が率いているとされる宗教団体「キリスト教福音浸礼会(通称:救援派)」の信徒らによる激しい抵抗が予想されるため、逮捕命令の実行可否か注目される。
実際、検察がこのような意思を伝えると、救援派の信徒約1000人は、京畿道安城市にある救援派の宗教施設「クムスウォン」に集結。「宗教弾圧を中断せよ!」と抵抗している。


一方、警察は同日、仁川地検の周辺に警察2個中隊の兵力(約200人)を配置して、万一の事故に備えた。
 

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