似たり寄ったり“LTE-A”スマホ...生き残る道は "UX"?
入力 : 2013-08-26 14:51:51 / 修正 : 2013-08-26 14:51:51

 

サンスン電子の「ギャラクシーS4 LTE-A」、LG電子の「LG G2」、パンテックの「ベガLTE-A」(写真)などは、様々なユーザーエクスペリエンス(UX)を搭載し、消費者の誘致に乗り出している。

 

[スポーツソウルドットコム|ファン・ウォンヨン記者] '革新'と呼ばれたスマートフォンは、ハイスペックな内蔵カメラから長時間の電池寿命、高速なCPUなどで消費者の心を捕らえてきた。しかし、スマートフォンがますます発達して、発売周期も短くなると、ハードウェアだけでは他社の競合製品を締め出すことが難しくなった。そのため、各メーカーは、創造的なユーザーエクスペリエンス(UX)とユーザー環境(UI)を搭載したスマートフォンで勝負をかける。


最近発売した「LG G2」で世界スマートフォン市場の3位を狙っているLG電子は、他のスマートフォンでも「LG G2」の核心UXを体験できる「G2体験アプリ」を公開した。自社のスマートフォンを広告するためにポップアップストアや携帯販売店などで製品を直接体験できるようにした既存のプロモーションとは違って、他のスマートフォンでも自社のUXを体験できるアプリをリリースすることで顧客拡大を図る。


「G2体験アプリ」は、韓国国内外のスマートフォンメーカーが国内市場に投入した20種のAndroidスマートフォンで利用できる。写真撮影時に手ブレをなくす“OIS(Optical Image Stabilizer)”機能、2回のノックで画面をオンにする“ノックオン(KnockOn)”、ロックのパターンを変えることで、まるで2つのスマートフォンを使うような気分になる“ゲストモード(Guest Mode)”のほか、“キャプチャ・オール”、“スマートリンク”、“タスク・スライダー(Task Slider)”など「LG G2」に搭載された核心UXを映像とシミュレーションを活用して簡単に説明する。
LG電子の関係者は、「顧客を感動させる真の革新をLG G2のUXで成し遂げたい」と強調した。


世界で初めて指紋認識機能を搭載した「ベガLTE-A」で注目を集めたパンテックは、差別化されたUXで勝負をかけた。LTEの時代に備えて迅速かつ便利なユーザー環境が適用された「ベガLTE-A」は、“デザインホーム”、“安心帰宅サービス”など様々な機能を提供する。


まず、「ベガLTE-A」には、世界で初めて指紋認識機能と背面タッチ機能を同時に提供する“シークレットキー”が搭載された。パンテックは、“シークレットキー”に内在されている指紋センサーを通じて指紋認識と背面タッチの両機能をすべて利用できるようにした。
“シークレットキー”にユーザーが指紋を登録すると、「ベガLTE-A」が提供するセキュリティ機能を体験できる。“シークレットモード”では、指紋認識で画面のロックを解除したり、特定のアプリケーションを非表示にすることができる独自的セキュリティモードが作動する。アドレス帳、メッセージ、ギャラリーなど私生活の露出が発生し得るアプリを他の人に見えないようにして個人情報を守る。


ホーム画面をユーザーが直接デザインする“デザインホーム”は、アイコンを一列に並べて置く定型化された既存のホーム画面と異なり、ユーザーが求める位置に画像やアイコンを配置できる機能だ。
また、安全な帰宅を支援するため、家族や友人に到着時間やリアルタイムの位置情報を転送するサービスも提供する。動画、音楽、ノートなどを小さなウィンドウにそれぞれ起動させ、真のマルチタスキングを楽しめる“マルチ・ミニ・ウィンドウ”には、インターネットやカレンダー機能が追加された。


"人生のパートナー"をモットーにしたサムスン電子の「ギャラクシーS4 LTE-A」は、様々なUXを搭載し、より便利なモバイル・ライフを目指した。
背面カメラとフロントカメラを同時に使って、撮影者と被写体を一つのフレームの中に入れる“デュアルショット”機能、音や音声を写真と一緒に再生する“サウンド・アンド・ショット”機能が印象的。
複数の写真を高速撮影して一つの画像に合成する“ドラマショット”を使うと、スポーツシーンなどの連続動作を一枚の写真に盛り込むこともできる。また、“スマート一時停止”機能は、快適な動画視聴のため、顔の様々な要素を総合的に認識してユーザーが画面を見ているかを判断した後、動画を止めたり再生したりする。


 “サムスン・ウォッチ・オン”機能を使うと、本人に合うTV番組を勧められたり、検索することができる。この他にも、センサーを通じてユーザーの動きや周囲環境を認識し、食習慣や運動などの日常生活の管理をサポートする“Sヘルス”機能を搭載するなど、全般的にUXの向上に力を入れた。
 

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