2億9000万ドル賠償するサムスン...また“コピーキャット”の汚名!?
入力 : 2013-11-22 15:12:23 / 修正 : 2013-11-22 15:12:23

 

サムスン電子は、米国カリフォルニア州北部連邦地裁での損害賠償額見直し裁判で、アップルに2億9000万ドルの賠償を命じる陪審団の評決を受けた。|スポーツソウルドットコムDB

 

[スポーツソウルドットコム|ファン・ウォンヨン記者] 米国の陪審団がアップルの特許を侵害したサムスン電子に対し、2億9000万ドル(約290億円)の追加賠償を命じる評決を下し、サムスン電子の“コピーキャット(模倣屋)”論難が再び浮上する見通しだ。サムスン電子は、今回の結果を認めないとして控訴することを発表した。


21日(現地時間)、サムスン電子は、米国カリフォルニア州北部連邦地裁で行われた損害賠償額見直し裁判で2億9000万ドルをアップルに追加賠償を命じる陪審員の評決を受けた。この評決が最終判決として確定する場合、サムスン電子はアップルにすでに確定した賠償金6億4000万ドルに加え、総額9億3000万ドル(940億円)を賠償しなければならない。
同日の評決は当初、サムスン電子が賠償額として主張した5270万ドルよりも約4倍高い金額になった。一方、アップルが主張した賠償額3億7978万ドルよりはやや低い。


サムスン電子のアップルに対する特許侵害賠償額が1兆ウォンに肉迫するため、“コピーキャット”論難が再び浮き彫りになるとみられる。昨年8月、陪審団は、サムスン電子の26の製品がアップルの特許6件を侵害したと認め、10億5000万ドルの賠償を命じたことがある。
当時、ルーシー・ゴー判事は、訴訟された製品の中で14種の損害賠償額の算定が間違ったとして、約6億4000万ドルの賠償を確定し、残りの4億1000万ドルの部分については審査団を新たに構成、再び裁判を行った。


しかし、今回の陪審団もやや高い金額の賠償額を評決しており、サムスン電子がアップルの特許を侵害したという事実がもう一度立証する形になった。サムスン電子の賠償額は、昨年の判決よりも1億2000万ドル、パーセントでは11.4%減にとどまった。アップルの特許を侵害したとされるサムスン電子の製品は、ギャラクシー・フリーベール、ジェム、インフューズ4G、ギャラクシーS2 AT&T、ケプチベイト、コンテニウム、ドロイドチャージ、エピック4G、イグジビット4G、ギャラクシータブ、ネクサスS 4G、リプレニシ、トランスフォームなど。


サムスン電子は22日(韓国時間)、「米国の連邦裁判所陪審員の評決について遺憾だ。異議申し立てや控訴を介して対応する」と明らかにした。サムスン電子は20日、ルーシー・ゴー判事に今回の裁判で扱われた“ピンチツーズーム”(915特許)のすべての請求項について、米国特許商標庁(USPTO)が無効の判定を下したと裁判中止を申請した。915特許は、7月に米国特許商標庁が最終的に無効判定を下した特許。


ルーシー判事は、陪審団の評決が終わった後、サムスン電子とアップルの弁護人を呼んで約30分間、裁判内容の確認や今後のスケジュールなどを議論したという。ルーシー判事は、今回の陪審団の評決に基づいて来年の初めの頃に判決を下すことになる。
サムスン電子は、「継続的な技術革新で業界の発展に貢献する。世界中のお客様から愛される製品と技術を披露していく」と明らかにした。

 

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