サムスン電子、営業利益3兆円時代に突入!...前期不振にも最大実績
入力 : 2014-01-24 18:23:20 / 修正 : 2014-01-24 18:23:20

 

サムスン電子が、年間売上高228兆6900億ウォン、営業利益36兆7900億ウォンで史上最大の実績を記録したと24日、公示した。|スポーツソウルドットコムDB

 

[スポーツソウルドットコム|ファン・ウォンヨン記者] サムスン電子が昨年の第4四半期(10~12月)の不振にもかかわらず、第3四半期までの好調を生かして史上最大の実績を記録し、営業利益30兆ウォン(約3兆円)時代を迎えた。


サムスン電子は昨年第4四半期の連結基準で、売上高59兆2800億ウォン(約5兆9280億円)、営業利益8兆3100億ウォン(約8310億円)の実績を記録したと24日、明らかにした。これでサムスン電子は、年間売上高228兆6900億ウォン、年間営業利益36兆7900億ウォンという史上最大の実績を記録した。


同日発表した第4四半期の業績は、今月7日に“実績ガイダンス”で発表された暫定値、売上高59兆ウォン、営業利益8兆3000億ウォンよりそれぞれ2800億ウォン、100億ウォン増加した。昨年の年間売上高は前年比で13.72%、営業利益は26.63%増加した。純利益も前年比で27.80%が上昇。特に過去2012年の売上高200兆ウォン時代を開いたのに続き、年間営業利益が史上初めて30兆ウォンを突破する大記録を残した。


第4四半期のメモリー半導体事業は市況の好調で好業績が継続されたが、DP(Display Panel)はセット事業のパネル在庫調整によるOLEDパネルの販売量減少とTVパネル価格の下落などで実績が減少した。CE(Consumer Electronics)部門はTV販売の好調で業績が改善されたが、IM(IT&Mobile Communications)部門は年末の在庫調整や季節的なマーケティング費用の増加で悪化した。


サムスン電子側は「昨年は、欧州の景気回復の遅れと新興国の低迷で打撃を受けた。また、為替レートの変動性も拡大し、主力製品の価格競争まで激化するなど、厳しい経営環境が続いた」と説明した。


その一方、無線事業の成長持続と、メモリー半導体やOLEDパネルなどの部品事業の実績改善などに支えられ、売上高は2012年比で14%、営業利益は27%が増加する、史上最大の実績を達成した。
部品事業の場合、メモリー半導体は高付加価値であるDラムの競争力強化に集中し、業界初のV-NAND量産で将来の成長基盤を確保した。モバイルAP、CIS(CMOS Image Sensor)などのシステム半導体分野でも技術的な優位を確保した。


ディスプレイは、超高解像度製品の発売と、世界初のCurvedディスプレイなどの技術革新で業界の先頭に立ち、将来の成長基盤を強化した。セット事業の場合、スマートフォンは先進・新興市場での市場占有率を30%以上に維持してしっかりとしたグローバル1位の地位を固めた。タブレットの売上高も2012年比で2倍以上に成長する成果を上げた。


サムスン電子は昨年、施設投資に23兆8000ウォン(約2兆3800億円)を執行しており、今年の設備投資も昨年と同じレベルで行われるとみられる。

 

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