最近、韓国自動車業界は輸入車を牽制する対抗馬として、現代自動車の「LFソナタ」(上)と韓国GMの「マリブ・ディーゼル」を挙げている。|提供 現代自動車、韓国GM

 

[スポーツソウルドットコム|シン・ジンファン記者] いわゆる「国民車」と呼ばれる“ソナタ”シリーズの新モデル「LFソナタ」が、発売前から高い販売量を記録中だ。韓国GMの「マリブ・ディーゼル」も大きな人気を得ており、韓国でシェアを拡大している輸入車の対抗馬として挙げられている。

 
14日、現代自動車によると、5日に全国の現代車支店で行われたLFソナタの事前予約が3日だけで1万15台を記録した。これは事前予約1万2787台を記録した第6世代の「YFソナタ」に続いた現代自動車の歴代2番目の高い数値。YFソナタよりLFソナタの事前予約が少ないが、YFソナタ事前予約を進めてきたときに個別消費税や登録税などを減免したことを考慮すると、LFソナタの実績はYFソナタに負けない記録であることが分かる。


正式にリリースされた後にもLFソナタの興行は続くものと予想される。国内消費者の間で「ソナタ」は非常に身近なブランドであり、5年ぶりにフルチェンジモデルとして発売したため、消費者の期待感が膨らんだ状態だからだ。


しかし、輸入車の疾走は相変わらず続くという展望もある。業界は輸入車メーカーが今月以降も新車を大挙発表すると予想しているし、輸入車業界をリードしているBMWとメルセデス - ベンツ、アウディ、フォルクスワーゲンの勢いがあまりにも強いからだ。


また、輸入車業界の販売台数増加が目立つにつれ、国内自動車市場が急速に蚕食されている。先月の輸入車新規登録台数は1万3582台で、前年同期に比べ31.2%も増えた。現在、輸入車のシェアは12%程度。輸入車の勢いをもとに予想すると、翌年はシェア15%突破も時間の問題だ。


業界関係者は、輸入車の嵐を防ぐ“対抗馬”として、LFソナタと共にマリブ・ディーゼルも挙げる。LFソナタより一ヶ月前に発売したマリブ・ディーゼルは3日、事前予約を開始してから一週間だけで560台が売れた。販売量が急増した理由は新車発売の効果と、経済的な理由でディーゼル車を好む需要の増加。
特に輸入車に押されて苦戦した国産車業界が、今年に入って反撃に出たこともマリブ・ディーゼルの成功要因の一つだ。


韓国GMの関係者は「マリブ・ディーゼルは総力を挙げた野心作で、韓国顧客の利便性を最優先にしたため、消費者を満足させると思う」とし、「中型車市場での成功は保証できないが、ある程度の成果を挙げるのには自信がある」と述べた。

 

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