サムスン電子のギャラクシーS5が11日、全世界125カ国で同時販売した。｜提供 サムスン電子

[スポーツソウルドットコム｜ファン・ウォンヨン記者] ギャラクシーS5がサムスン電子のギャラクシーSシリーズの中で最も高い初日販売量を記録し、順調にスタートした。国内外で好評を受けてきた防水機能やバッテリー節約機能などのギャラクシーS5の特徴に加え、ギャラクシーS4に比べて2倍ほど増えた発売国と低価格で新製品発売の効果をたっぷり享受していると分析される。

◆グローバルリリース、初日の腕販売30％増加
サムスン電子は11日、全世界125カ国で同時販売したギャラクシーS5が前作のギャラクシーS4の初日売上高より30％以上上昇したと13日、明らかにした。英国、チェコ共和国、ベトナムなどでは、ギャラクシーS4が記録した発売初日の販売量の2倍以上売れたことが分かった。

ギャラクシーS5の正確な販売台数は公開されなかったが、ギャラクシーSシリーズのうち、初日の売上高としては歴代最多とみられ、今年サムスン電子の業績にも青信号が点灯することになった。業界では、ギャラクシーS5がギャラクシーS4より約1万円ほど低価格で販売され、好調をリードしていると分析した。

サムスン電子の積極的なマーケティングも一役買った。60カ国で発売された前作のS4に比べてS5は、発売国を2倍以上に増やした。また、米国、欧州などの先進国市場だけでなく、中国、南アフリカ、ケニアなどの成長市場にまで発売国に入れ、積極的なマーケティングを広げた。世界のあちこちで開かれた発売記念イベントには有名人が参加するなど、様々なイベントが行われた。スペインではレアル・マドリード所属の有名サッカー選手カシージャスを招いたり、インドでも有名女優を招待してリリース効果を倍にした。ニュージーランドでは販売開始後30分だけでS5が300台以上販売されたという。

韓国内でも巡航中だ。先月27日から国内市場へ早期販売されたS5の13日までの販売台数は約12万台。一日平均1万台が販売されたことになるが、韓国の移動通信事業社が営業停止期間であることを考慮すると、かなりの人気を集めていることが分かる。

◆前作に比べ「低価格、高機能」
S5は、サムスン電子の戦略スマートフォンであるギャラクシーSシリーズの五番目のモデルで、消費者が最もよく使う機能を向上させ、ユーザーの利便性を最大化したのが特徴だ。まず、業界初の1600万画素アイソセル（ISOCELL）方式のカメラを搭載した。「ファーストオートフォーカス（Fast Auto Focus）」機能を通じて最高0.3秒のクイックフォーカス速度が可能となり、従来のスマートフォンのカメラのオートフォーカス合わせの時間を大幅に減らした。

「リッチトーン（Rich Tone）HDR」の撮影モードで既存のHDRモードを一段階進化させたのも特徴。写真や動画撮影時にHDRの機能をリアルタイムで適用し、暗い室内や逆光状態でも豊かな色彩の写真をすぐに撮影することができるようにした。「セレクティブフォーカス（Seletive Focus）」を適用してDSLRカメラでサポートされているアウトフォーカス機能をスマートフォンでも楽しめることができ、被写体と背景のどちらに焦点を合わせるかを撮影後に選択して求める写真を得られる。

また、S5は世界初にLTEとWi-Fiチャネルを1つのように使用できる「ダウンロードブースター（Download Booster）」をサポートする。最大ダウンロード速度150MbpsのLTEにWi-Fi（802.11ac）のアンテナ（MIMO）技術を加え、信頼性の高いネットワークをサポートすることが特徴だ。これに加えて、最大8つのLTE周波数を同時にサポートし、世界中のどこからでもLTE通信を利用できるようにした。

さらにS5は、スマートフォン初の心拍センサーを搭載して注目を浴びた。リアルタイムの心拍数のチェックが可能になるだけでなく、ウェアラブル機器である「サムスンギア2」、「サムスンギアピット」などと連動して、リアルタイムのトレーニングやコーチング機能を活用し、ユーザーが自ら運動量などを継続管理することができる。ギャラクシーシリーズの中で最初に指紋スキャナが搭載され、ロック画面解除、ギャラリー内の写真の保護などを設定することができるし、指紋認証を通じたモバイル決済サービスもサポートしており、より安全な個人情報管理が可能になった。

「IP67」の認証を取得した生活防水防塵機能を支援し、日常生活での水気や異物にも正常に機能する。ギャラクシーS5はブラック、ホワイト、エレクトリックブルー、クーパーゴールドの4色で発売された。