サムスン電子とLG電子の2014年第1四半期(1~3月)の業績が29日に発表された。|スポーツソウルドットコムDB

 

[スポーツソウルドットコム|ファン・ウォンヨン記者] 韓国電子業界を代表するサムスン電子とLG電子が並んで第1四半期(1~3月)の業績を発表した。両社とも市場予想を上回る業績を達成した。サムスン電子は携帯電話と半導体事業を中心に堅調な業績を達成しており、LG電子はTVなどの家電事業が著しく成長した。その一方、一部の事業領域では赤字を記録した。サムスン電子のディスプレイ事業は800億ウォン(約79億円)にのぼる赤字で、LG電子もMC事業部の3年連続赤字が明らかになった。


サムスン電子は29日の実績発表を通じて、連結売上高が53兆6800億ウォン(約5兆3千億円)、連結営業利益が8兆4900億ウォン(約8400億円)、当期純利益が7兆5700億ウォン(約7千500億円)を記録したと明らかにした。
LG電子も同日、実績を発表した。発表によると、第1四半期の連結売上高は14兆2747億ウォン(約1兆4200億円)、連結営業利益は5040億ウォン(約500億円)を記録した。


サムスン電子とLG電子はともに前年同期間と比べて売上高が1%増加した。サムスン電子は前年同期比で1.53%増加し、LG電子は1%増。その一方、営業利益ではLG電子が優秀な成績をおさめた。サムスン電子の営業利益は、前年同期間より3.31%の減少で、前期比では2.14%の増加にとどまった。しかし、LG電子は前年同期比で44%、前期と比べて112%が増加し2倍以上の成長ぶりを見せた。


特にLG電子はHE(Home Entertainment)で、全体の営業利益の約半分を達成した。LG電子のTV事業を担当するHE事業本部は売上高4兆9473億ウォン、営業利益2403億ウォンを記録した。TV部門の売上高は前年同期比3%増。営業利益は前期比(1707億ウォン)41%増で、前年同期(112億ウォン)に比べては20倍以上の伸びだった。


サムスン電子のTV事業を担当するCE(Consumer Electronics)部門の場合、前期より71%減の1900億ウォンの営業利益を記録した。前年同期間と比較しても17%の減少だ。サムスン電子は「TVはオフシーズンのため、前期より需要が減少した」と説明したが、LG電子のHE部門はオフシーズンにも関わらず営業利益が大幅に増加した結果になる。


その一方、携帯電話事業部門ではサムスン電子がLG電子をはるかに上回った。サムスン電子は、ギャラクシーS4、ノート3の堅調な販売成績とGrand2、Ace3などの中低価製品の販売が好調を見せたため、スマートフォンの売上高が前期比より増加したと明らかにした。IM(IT&Mobile Communications)は、サムスン電子全体の営業利益の76%を占めた。IM部門の営業利益は6兆4300億ウォンで、前期より18%が増加した数値だ。


LG電子のスマートフォン事業を担当したMC事業本部は売上高3兆4070億ウォン、営業赤字88億ウォンにとどまり、3年連続の赤字を記録した。しかし、去年に比べ赤字の幅は減った。MC事業本部は第1四半期に1230万台のスマートフォンを販売したと発表した。前年同期の販売高より19%が増加した数値だ。


LG電子は「携帯電話のオフシーズン入り、市場競争の激化に伴う販売価格の下落などの影響にもかかわらず、製品ポートフォリオの改善とコスト競争力の確保で前期より赤字幅を大幅に縮小したし、収益構造も改善した」と明らかにした。

 

 

  • (1/20)
  • Editor’s Choice
  • TOP10
  • Keyword News
  • FAN N STAR TOP10