最近、アシアナ航空の航空機に安全性の問題が浮上している。|スポーツソウルドットコムDB


[スポーツソウルドットコム|シン・ジンファン記者] 最近、アシアナ航空の航空機が頻繁に機体の欠陥を起こし、安全性の問題で批判されている。このため、アシアナが推進している第2の格安航空会社(以下、LCC)の設立に少なからぬ影響を与えるとみられる。


5日午後6時25分、蔚山(ウルサン)空港から金浦(キンポ)空港に向けて出発しようとしたアシアナ航空8604便の航空機がエンジン問題で、2時間以上出発が遅れた。
ある乗客によると、機内アナウンスで「エンジン始動装置に問題が生じ、離陸が遅延した。この過程で、乗客の一部が飛行機から降り、搭乗を撤回する事態まで発生した。また、当時、一部の乗客が強く抗議した」と当時の状況を説明した。


乗客の一部が搭乗を放棄した理由は、セウォル号沈没事故とソウル地下鉄2号線の事故で大衆交通の安全性が台頭している中、万が一の事故を懸念したためとみられる。


アシアナ航空は、先月にもエンジンに異常が発生したが、無理な飛行を押し切り、批判を浴びたことがある。韓国の国土交通部によると、アシアナ航空OZ603便の旅客機が先月19日、仁川(インチョン)国際空港を出発してサイパンに行く途中、エンジン異常が発見されたにもかかわらず、運航規定に基づいて近くの福岡国際空港に回航せずに目的地まで4時間も飛行した。


国土交通部はアシアナ航空に厳重警告し、パイロットの資格停止30日、航空機の運航停止7日などの制裁を下した。アシアナ航空の旅客機に大小の機体の欠陥が相次いで発生し安全上の問題が露出されることによって、第2の LCC設立に少なからぬ影響を与えると予想される。


アシアナ航空は昨年7月、サンフランシスコ国際空港着陸時に事故を起こし、人命被害が発生した後、国土交通部から特別調査を受けた。民•管合同で構成された航空安全委員会で航空安全総合対策を用意して実行している過程で違反事例が発生し、安全問題に対する重大事案として判断したからだ。


国土交通部の航空産業科のイ・ヘソン事務官は、「アシアナ航空がまだLCC設立免許を申請していなかった」とし「免許の申請を行うとしたら、航空安全管理の問題点を十分に検討するべきだ」と述べた。アシアナ航空は今年2月、既存の路線のうち、中・短距離路線を分離し、これを新規LCCとして別途法人化する計画を内部的に論議していたという。


アシアナ航空の関係者は「格安航空会社の新設と関連して、内部的にまだ検討している段階」とし「セウォル号の事故以来、航空安全の問題は妥協できない重要な問題で、より一層の安全性を強化する方針だ」と述べた。


また、「蔚山空港の遅延出発や福岡国際空港に未回航の問題など、今後このようなことが発生しないように最善の措置を取っていく」と付け加えた。

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