4日、韓国金融界によると、金融会社Jトラストが、韓国のSC貯蓄銀行とSCキャピタルを買収するため、金融当局との協議を進めていることが分かった。|スポーツソウルドットコムDB


[スポーツソウルドットコム|パク・ジヘ記者] 日本のJトラストが韓国のSC貯蓄銀行とSCキャピタルの買収に乗り出した中、韓国の金融当局も前向きな姿勢でJトラストと協議を行っていることが分かった。

 

4日、韓国の金融界によると、金融会社Jトラストは、SC貯蓄銀行とSCキャピタルの買収のために、金融当局との協議を進めている。金融当局は、Jトラストが保有している貸付資産を縮小して貯蓄銀行の金利も引き下げれば、Jトラストの買収を肯定的に検討するという姿勢だ。


これは、貸付企業が貯蓄銀行を買収する時には貸付資産を縮小しなければならないという韓国金融当局の政策によるもので、実際に金融当局は、アフロファイナンシャルグループ(ブランド名:RUSH&CASH)が貯蓄銀行を買収することを承認した際にも、今後5年間の貸付資産の40%縮小と中長期的に貸付業の完全廃業を条件に掲げ、契約を結んだ。


これを受けたJトラストは、韓国政府の政策方向に従って、韓国内で展開している貸付業3ヶ所を廃業することを決めた。
金融当局の関係者は、「約3ヶ月前からJトラストの貯蓄銀行買収について協議を進めている」とし、「Jトラストが、貸付事業の規模縮小と金利の引き下げを受け入れれば、(買収には)大きな問題はない」と述べた。


SC金融は、昨年8月から事業仕分けのため、SC貯蓄銀行とSCキャピタルの売却を進めてきた。実際、3月末でSC貯蓄銀行の資産規模は5087億ウォン(約500万円)で、昨年の同じ期間より458億ウォン(約50億円)が減少した。SCキャピタルの資産規模も1兆5000億ウォン(約1500億円)程度で、業界中位圏にとどまっている。


金融業界の関係者は「SC金融がSCキャピタルに毎年資金支援するのは、底抜けの桶に水を汲むような行為」とし、「非銀行事業分野で成果を出せなく、事業を整理する決定を下したとみられる」と述べた。

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