LG電子のパク・ジョンソクMC事業本部長(社長)は先月29日、G3を公開しながら販売台数1000万台を目指していくことを明らかにした。|THE FACT


LG電子が発表した世界初のクアッドHDスマートフォン「LG G3」が世界中で大ブレイク中だ。韓国国内では発売5日で10万台販売を突破し、海外の様々なメディアからの好評も続いている。業界では、LG電子のパク・ジョンソクMC事業本部長(社長)が打ち出した“テンミリオンセラー”の販売目標を無難に達成すると予想している。


LG電子は先月29日、新しい戦略スマートフォンG3を発売し、販売台数1000万台の突破を目標として掲げた。パク社長は同日、「売上高・シェアなど、すべての面で意味のあるグローバル市場3位を記録するとみられる」としながら「G3を1000万台以上販売する計画だ」と述べた。
G3は、公開当時5.5インチのクアッドHD IPSディスプレイ、“レーザー・オート・フォーカス”機能とOISプラスが搭載されたカメラ、シンプルなデザイン、ユーザー中心のUX(ユーザーエクスペリエンス)などで、業界と消費者の大きな注目を浴びた。


LG電子は、国内だけでなくグローバル市場でもG3を立ち上げ、ブランド認知度を高めていく計画だ。実際LG電子は、先月28日に韓国発売を皮切りに、世界170以上の通信社を通じてG3を販売している。LG電子が戦略スマートフォンの販売チャネルを170以上の通信事業者に拡大したのは今回が初めて。


G3に対する外信の好評も殺到している。海外の媒体はG3に対して、「現存する最高のスマートフォン」と絶賛するなど、肯定的な評価を出している。CNETは、「G3はゲームチェンジャーになる」とし、「G3がギャラクシーS5よりも大きな興味を引くだろう。特に、スクリーンサイズを大きくしつつも重くないように作ったのが非常に印象的だ」と評価した。

 

フォーブスは、「LGがG3で競争相手よりも一歩先に進むかもしれない。OIS(光学画像補正)、デュアルLEDフラッシュ、レーザー・オート・フォーカスを搭載した13万画素のG3カメラは、信じられないほどのスピードで最高の写真を作り上げる」と好評した。
タイム誌も「G3は、人目を引く素晴らしい解像度とレーザー・オート・フォーカスのカメラを搭載している。LGは、本来のアイデンティティーをしっかりと開拓している」と述べている。


G3は、携帯電話の評価調査でも高い点数を受け、その高い性能を証明した。GMSアリーナが消費者を対象に実施した調査で、G3がサムスンのギャラクシーS5など他のスマートフォンを抜いて1位を占めた。今回の調査は1日からGMSアリーナのホームページで、“1対1の対決”の形式で行われた。


好評が続きにつれ、G3の販売量も連日LG電子の既存の記録を塗り替えている。業界によると、G3は、発売2日で5万台が売れて、5日だけで10万台を突破した。これは、LG電子が前作G2で記録した売上高の平均(一日平均1万台)の約2倍に達する数値だ。


G3の人気が高まり、LG電子が公開したYouTubeの映像「LG G3活火山撮影プロジェクト」の再生回数も10日だけで100万ビューを超えた。この映像は、写真家ジェフ・マックリーが南太平洋のバヌアツ共和国のアプブリム島にあるマルムのクレーターの様子を写したもの。1200度を超える活火山をG3で接写する過程を盛り込んだ。LG電子は同撮影にG3のレーザー・オート・フォーカス機能や手ブレ補正機能が使用されたと説明した。


業界は、LG電子がG3販売好調とともに第2四半期の業績を向上させることができると予想している。業界関係者は「G3を通じてスマートフォンの競争力を確保しながら、グローバル市場で徐々にシェア回復が可能になると思っている。LG電子が最終的な販売目標として掲げた1000万台達成も難しくないだろう」と語った。


THE FACT|ファン・ウォンヨン記者

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