サムスン電子が４～６期の不振を改善するため、最上級の新型スマートフォン「ギャラクシー・アルファ」を早ければ今月中に発売する見通しだ。｜THE FACT DB

サムスン電子が、最上級の新型スマートフォン「ギャラクシー・アルファ」（仮称）を早ければ今月中に発売することが分かった。

11日、韓国業界によると、サムスン電子は、7〜8月中に新たな戦略スマートフォン「アルファ」をリリースする計画だ。

ギャラクシー・アルファは、サムスン電子の最上位スマートフォンのラインナップである「ギャラクシーS」シリーズよりも仕様が遥かに優れた新製品。業界では、ギャラクシー・アルファがLTE-Advanecd（ブロードバンドロング・ターム・エボリューションアドバンスト）のネットワークを支援するなど、次世代最高級のラインナップになると予想している。

また、ギャラクシー・アルファがギャラクシーSと見た目からかなり異なると見込んでいる。既存のギャラクシーSシリーズは、プラスチック材質のケースを使用したのだが、ギャラクシー・アルファはケースに金属素材が多く使われるとみられる。

サムスン電子が最上級のスマートフォンの発売を早めるのは、4~6月期の業績不振を挽回するための自己救済策の一環。さらに、9月に発売予定のアップルのiPhone6の対抗馬としても新製品の早期発売は避けられないという。

これに先立って去る8日、サムスン電子は今年4~6月期に7兆2000億ウォン（暫定実績）の営業利益を上げたと発表した。サムスン電子の営業利益が8兆ウォンを下回ったのは、6兆4600億ウォンを記録した2012年の４～６月期以来のこと。

THE FACT｜経済チーム