最近、韓国の家電メーカーが炭酸水製造機能を備えた製品を発売し、本格的な競争体制に突入した。写真はコーウェイの「スパークリング浄水器」、サムスン電子の「T9000スパークリング」、ウィニクスの「ソーダスプレス」(左から時計回り)|各社提供


最近、韓国で起きている炭酸水ブームの影響で各家電メーカーが炭酸水製造機能を備えた製品を投入している。

 

31日業界によれば、2010年75億ウォン規模だった炭酸水市場が昨年195億ウォンまで大きくなり、今年は300億ウォンに達するものと見られる。特に、毎年30〜40%ずつ速く高成長しており、4年間で4倍の規模に達すると予想した。


炭酸水が消費者から人気を集める中、関連商品の発売が続いている状況だ。サムスン電子は今年5月に「ジペルスパークリング冷蔵庫」を発売した。3段階の濃度調整が可能なスパークリングウォーターディスペンサーが搭載された同冷蔵庫は、炭酸ガスボンベ1つを使用して炭酸水(330㎖基準)を最大182ボトルまで作ることができる。


浄水器業界トップのコーウェイも去る24日、「スパークリング浄水器」を発売し、消費者攻略に乗り出した。 「スパークリング浄水器」は炭酸水製造機と浄水器を一つに合わせ、家庭でも手軽に炭酸水を作って飲むことができる商品。個人の好みに応じて炭酸の濃度を調節する機能も備え、消費者から良い反応を得ている。
コーウェイの関係者は、「家庭でも手軽に炭酸水を楽しもうとする消費者のニーズを反映して開発した」と説明した。


ウィニクスも6月に浄水機能と炭酸水製造機能が一つになった「ソーダスプレス」を発売して、早目に市場掌握に乗り出した。自己管理システムが搭載された「ソーダスプレス」は、世界最高水準の3M浄水フィルターと炭酸シリンダーを簡単に交換することができるように製作された。また、面倒な炭酸水の製造過程と専用容器を使用しなければならない不便さを改善した。異なる消費者の嗜好を考慮してさまざまな味を楽しめるようにフルーツシロップも一緒に売っている。


炭酸水は、ミネラルウォーターよりもミネラルが豊富で、老廃物の除去と肌の弾力性を高めてくれるという効果が知られ、人気を博している。市場拡大が期待される中、複数のメーカが約一ヶ月間隔で浄水器と炭酸水製造機能が一緒に装備された製品を次々と発売しているため、「水戦争」は今後さらに激しくなるとみられる。


THE FACT|シン・ジンファン記者

 

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