韓国トヨタは第2ロッテワールドに本社を移転する。|イ・セロム記者


韓国のロッテグループと日本のトヨタ自動車グループが「第2ロッテワールド」を介して相互ビジネス協力関係を深めており、注目を浴びている。


トヨタ自動車がロッテグループの第2ロッテワールドに自社の展示場を設けたことが18日、明らかになった。韓国内外の自動車メーカーの中で第2ロッテワールドに入店したのはトヨタが唯一だ。


第2ロッテワールドに本社を移転しようとするトヨタの韓国法人(以下、トヨタ)は、本社移転の条件として自車のショールーム設置とともに、現代自動車などの他の自動車メーカーにスぺイスを提供しないことを要求し、ロッテ側はこれを快諾したという。


トヨタ側も入店と関連して、「第2ロッテワールドのショッピングモールの1階にブランド体験館として入店するのは事実。しかし、店舗の規模や出店日などは決まっていない」と認めた。


トヨタは、ソウル・蚕室(チャムシル)第2ロッテワールドのショッピングモールの1階に「ブランド体験館」を出店、レクサス、カムリなどトヨタの代表的な車を展示して、韓国内での市場占有率を引き上げる計画だ。


輸入車市場の強者であるトヨタがソウルの新ランドマークとなる第2ロッテワールドに事実上、自動車販売が可能な展示場を設けると、現代自動車などの自動車メーカーはもちろん、他の韓国内の主要グループも両グループ間の蜜月関係に関心を示している。


日本財界で相当な影響力を持つロッテグループが、日本の代表的なグループであるトヨタと韓国内で新ビジネスを図る可能性があるからだ。


韓国財界のある関係者は「現在、ソウルの駅三洞(ヨクサンドン)に位置するトヨタ韓国法人の本社を第2ロッテワールドに移転することをきっかけに、ロッテとトヨタの排他的協力関係が構築されると思われる」とし、「一部では、ロッテとトヨタの間でコラボ・マーケティングなどの共同事業推進説も回っている」と語った。


韓国流通業界は、ロッテ側がグループ全体をあげて取り組んでいる事業に日本メーカの車展示場を設置することに首をひねる雰囲気だ。百貨店業界の関係者は「デパートの野外広場などでイベントとして車の試乗イベントを開くことはあるが、1階に単独店舗を出すことはこれまで皆無」とし、「第2ロッテワールドのショッピングモール1階の場合、顧客が最も多く集まるホットスポット。こういうところにトヨタの展示場を設置することは両グループ間の特別な事情があるこそ、出来るものだろう」と分析した。


THE FACT|ファン・ジンヒ記者

 

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