ロッテグループの会長である重光昭夫(59、辛東彬)氏が11日午前、ソウルのロッテホテルで韓国国民向けの謝罪文を発表した。|ムン・ビョンヒ記者


ロッテグループの会長、重光昭夫(59、辛東彬)氏が11日、韓国の国民を向けに謝罪文を発表する記者会見を開いた。混乱を招いたとして謝罪した昭夫氏は、経営権をめぐる後継争いと関連して父の重光武雄の意中を問う取材陣の質問に、「お父さんを尊敬している」と直接的な回答を避けた。
次は、謝罪文発表後に取材陣と行った5つの質疑応答の内容。


- ホテルロッテの具体的な上場時期は?
「昨年から検討してきた。理事会、株主総会で決定しなければならない問題なので、私がいつまでやりますと話すのは難しい。しかし、近いうちにできるように努力する」


- 韓国国民の立場では、昭夫氏か宏之氏(61、長男)かは重要な問題ではない。韓国国内にはすでに反ロッテムードが高まった状況だが、これをどのように緩和していくのか
「これからはもっと透明性を高め、支配構造の簡素化、循環出資の解消など、多くの努力を傾いていく」


- 一部では、日韓のロッテを分離して経営するのではないかという話が出ている。日韓ロッテの統合経営に関する考えは?
「韓国ロッテ製菓と日本ロッテ製菓は、東南アジアをはじめとする海外市場でたくさん協力してきた。相乗効果も大きい。二つの会社の売上高はそれぞれ約2兆5000億ウォンぐらいの同じレベルで、世界の製菓市場で規模から見ると30位くらいだ。二つの会社を合わせると、5兆ウォン規模なので、製菓業界で7、8位となる。世界で勝負できるグローバル企業に成長する良い機会だと思う。そのため、両社を完全に分離して、競合他社にすることは考えていない。国の経済活性化のためにもよくないし、企業価値を毀損することだ」


- 父、兄と和解する意向はあるか。総括会長の重光武雄氏の意中は何か
「個人的な部分については、いつでも会話するつもりだ。しかし、経営の部分については、別だと思う。ロッテグループには、約13万人が韓国で働いていて、世界的には18万人がロッテグループで働いている。事業の安全性を考えなければならない。そのような面で、経営と家族の問題は別だと考えている」


-重光武雄氏の意中は?
「父を尊敬している」


- 日本ロッテホールディングスとL投資会社の支配関係を正確に説明してください
「日本ロッテホールディングスの株式は、約3分の1程度が光潤社という管理会社が持っていて、3分の1は自社グループが持っている。そして、残りの3分の1は、役員がコントロールできる子会社や組合が持っている。個人的には、日本ロッテホールディングスの1.4%しか保有していないが、父と役職員の指示で経営者として働いていると理解している」


THE FACT|キム・ミンス記者

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