三立食品のユン・ソクチュン前代表取締役(57、上)とSPCグループのホ・ヨンイン会長


SPCグループ(会長:ホ・ヨンイン)の三立食品の株価が暴落している。先月2月、三立食品の株価は一時、232,000ウォンまで下落した。これは、ピーク時と比べ約31.46%ポイントが下落した数値。株価は、ユン・ソクチュン前代表取締役(57)の辞退直後から急落が始まった。問題は、下落の底が見えないということだ。


ユン前代表の任期は3月29日までだった。しかし、任期まで77日を残した時、代表取締役から突然降りた。三立食品は今年1月、パリクラサンのチェ・ソクウォン前社長(65)を新代表取締役に任命した。これについて、業界と証券業界ではうわさが絶えない。表面では辞任だったが、「果たしてユン前代表、本人が求めた辞任だっただろうか」といううわさだ。


ユン前代表には“6ヶ月の研修休職発令”が下された。周りでは、今回の人事にホ・ヨンインSPCグループ会長の意中が深く反映されと見ている。


かつて「みにくいアヒル」だった三立食品。だが、ユン前代表の就任当時だった2013年3月末、22,000ウォン台だった株価は2015年8月に415,000ウォンを突破した。なんと18.86倍も上昇した数値だ。三立食品はわずか3年で白鳥に生まれ変わった。


三立食品の株価


また、1,937億ウォンだった時価総額は、株価が暴落した2月29日の終値を基準に、2兆1,659億ウォンにも達している。株価の下落を考慮しても11.18倍に急増した数値だ。さらに、ユン前代表の就任後、売上高1兆ウォンを達成。営業利益でも、2012年の114億ウォンから4倍以上増加し469億ウォンを記録した。
ユン前代表の3年間、売上高は17.4%増、営業利益は32.2%増だった。これがユン前代表の続投を業界が予想した理由だ。


通常、任期途中に辞任したCEOは、△会社に発生した問題を解決できなかったことに対する責任△腐敗スキャンダル△実績の低下△オーナーとの摩擦などの理由がある。


SPCグループ側は報道資料を通じて「ユン代表在職期間中に業績は良かった」とし「今回の人事は、経営成果の問題ではない」と明らかにした。


- コラムニスト パク・チョルソン <ダウ経済研究所所長>-



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