東京韓國学校で行われているイマージョン学習の風景


学生たちが、自分たちの能力をよく発揮し、21世紀未来社会を自信満々に生きていける力を育成するため、東京韓國学校小学部では国語、英語、日本語3カ国語を同時に駆使できる能力を育ててくれる言語教育に努力している。日本語の場合は、以前からイマージョン形で指導してきており、2002学年度からは英語教育分野でもイマージョンの方法を導入した。 2009学年度新入生募集から定員を超過し、待機者が生ずるほどで教育需要者たちの期待と声援を受けていたことから、憧れた国学のイマージョン教育は成功的だとしても過言ではないようだ。


東京韓國学校で行われているイマージョン学習は英語統合学習(Integrated Studies in English-Immersion)と英語学習(Language Arts)を1週当たり11時間運営している。ネイティブ教師18人と韓國人英語専担教師1人が力を合わせて教育課程の編成及び運営を担当している。4年生から6年生の場合はネイティブ教師と韓國人英語担当教師が子供たちをレベル別に分班して週に11時間の授業を担当しての能力に合った英語の授業を進行する。放課後にはドラマ、芸術、体育などの英語特別活動を通じて、英語の駆使能力の向上を図っている。


1年生で3年生の場合は組(15人)がイマージョン教育を受ける時組(15人)は担任と韓國教育課程の授業を受け、その次の時間にはお互いに交代して授業を進行する。少ない数の個別指導ができますので、英語はもちろん、国語、日本語の授業が強化される効果を得ている。


生活化された英語教育のために2003学年度には英語図書室を開館して多くの子供たちが利用しており、夏休み期間(2008年7月16日~7月21日、5泊6日)には[英語のみを活用し、ネイティブと一緒に生活する環境を造成することにより、子どもたちに国際的感覚と、自然な英語力を養い、英語に対する考えを変化させることができるきっかけをつくることはもちろん、自然の中での体験活動を通じて元気な人性と自然に対する畏敬心を育てる]は目標を持って国立那須甲子少年自然の家で東京韓國学校初等部英語ネイティブの先生が主軸になった独自の英語キャンプを実施し、目標以上の素晴らしい結果を収めている。昨年には国語能力検定で多数の合格者と英語能力検定準2級、3級、4級などで34人、日本語能力検定1、2級で45人、漢字能力検定6、7級から98人の合格者を輩出した。


強調しなくても、東京韓國学校初等部の最も特徴的な教育課程は語学教育といえる。低学年では数学、科学、音楽、体育などの科目をイマージョン教育対象科目としてその一部を英語で教えている。一般的に考えする英語イマージョン教育の形と東京韓國学校イマージョン教育の他の点は、英語圏に教育課程をそのまま持って来て運営しているという点だ。韓國の数学の教科書を英語に翻訳して教えるのではなく英語圏の数学の本をそのまま持って来て教えることだ。時間の運営に当たっては、40人が一クラスの児童を半分に分けて20人が英語イマージョン数学を勉強する際に、残りの20人は韓國人の先生が国語を教えている。次の時間にはお互いに変えて勉強をする。したがって、1クラスに国民の担任とネイティブの担任が配置されて、生徒たちは主に半分に分けられて交代で勉強をするようになる。こうすることにより、少人数指導が可能になって英語はもちろん、国語教育も強化される効果を得ることができる。英語イマージョン教育と対を成しているかんこくの教育課程の科目は主に国語と社会だ。時によっては、40人が合同で授業を進めたりもして学年全体で展開することもあり、2時間を合わせて一ブロックで授業を進めたりもする多様な運営をすることで、英語の実力向上はもちろん、全人教育を志向している。


現在、14年目を迎えている憧れた国学の英語イマージョン教育は、初期の困難を踏み越えて、今は安定期に入ったと言っても過言ではないようだ。初めて開始する際、生徒数が減って閉校の危機にまで追い込まれた憧れた国学が現在は200人余りの待機生がおり、学生や父兄たちが全面的に英語教育については、信頼を送ってくれるものだけ見ても推して知ることができる。そして最近は勧告や日本の教育関連団体でも英語イマージョン教育と関連してたくさん学校を訪問している。彼らの共通した見解は、これまで、研究されたいかなる形より最も望ましい英語イマージョン教育形態だと口をそろえている。しかし、韓國學校の英語イマージョン教育は完成したのではなく、今でも作られている教育過程だ。ある人は韓國語指導も厳しい外国で現地語以外に英語まで混ぜて国籍のない子供を育てているという批判も多い。でも英語没入教育をしてから良い結果を多く集めたのが事実だ。具体的に1年生を終えながら、国語の読解、聞き取り、書き取り、言うのが不可能な学生が英語没入教育開始前の統計では5、6人だったのに対して、現在は一人もいなくなったということだ。ちなみに本校1年生新入生は、韓語が全然できない生徒が40%程度、日本語が全然できない生徒も40%程度、英語が全然できない生徒は90%程度が複雑に混ざって入学している。日本語の場合も、各種検定試験を通じて現れた結果をみたら実力がかなり向上したことが、統計が出されており、英語は1年生入学して6ヵ月が過ぎたら授業を付いて行くことができる能力にまで到達する。このような事実は、需要者の父兄や生徒たちがよく承知して感じており、英語イマージョン教育の教育課程に関するアンケート調査によると、父兄や生徒たちの90%以上が支持している。さらに、英語イマージョン教育を学校の得意としている。結論的に英語イマージョン教育を通じて、母国語である国語がさらに完璧になって、英語と日本語能力が向上することにより他の教科科目の成績も一緒に入ることになっており、このような能力は未来を見据えた民族教育レベルでもアイデンティティーの混乱ではなく、明確な韓國人の土台の上で能力のある国際人に成長して行くのに大きな助けになっているということだ。民族教育が歴史と国語教育中心の正体性教育だけでなく、世界の中で堂々と活躍できる能力のあるかんこくじんを育てる方向に目を向けなければならないと強調したい。


東京韓國学校で行われているイマージョン学習の風景


東京韓國学校で行われているイマージョン学習の風景


東京韓國国学の英語イマージョン教育は、初期学校の困難を克服するための方便として開始した小さな事業だったが、14年が経った今は多くのノウハウがたまっており、基本的な形も整っており、教育内的にも外敵も期待以上の効果を上げている。民族教育レベルでも新しい時代に適応した望ましく肯定的な教育プログラムと強調したい。そして、これから周辺のより多くの関心と研究によりさらに新しくなっている英語イマージョン教育課程を作っていきたいという考えだ。


筆者:東京韓国学校の教頭 李勳雨(イ・フンウ  lhw6404@hanmail.net )


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