G-DRAGONがオーナーとして営むカフェmonsant de aewol(モンサン・ドゥ・エウォル)のシグネチャーメニューであるブラックスノーウィ。|写真:キム・ミンジ記者


monsant de aewol(モンサン・ドゥ・エウォル)。2015年10月に開店したここは、済州島の“ホットプレイス”として脚光を浴びているカフェだ。BIGBANGのG-DRAGONが営むということが知られ、朝から夜まで訪れる観光客の足は途絶えない。
THE FACTは今月11日、多くの人が気になっている同カフェを訪問してみた。


最近済州島に行った観光客なら、「モンサン・ドゥ・エウォル」という名前を一度は耳にしたはず。ポータルサイトに「済州島 カフェ」と検索すると、関連キーワードとしてモンサン・ドゥ・エウォルが登場し、SNSには1日に何度も訪問客による“認証ショット”が上がってくる。また、およそ9000個のブログにもポスティングされており、まさに急浮上している“イットプレイス(It Place)”とも言える。


モンサン・ドゥ・エウォルはG-DRAGONがオーナーであることが知られながら、開店初期から人気を集め始めた。おかげで彼のファンはもちろん、好奇心を抱く人々がカフェを訪ねている。
それに、優れた景観とトレンディな雰囲気、独自のメニューとアイテムなどが加わったことでシナジー効果を上げ、いつの間にか済州島の新しい名所になっている。


“GDカフェ”とも言われながらクチコミが広がり、ここに対する興味を持つ人が増えている。「本当に景色がいいのか」から「GDもカフェに来てるのか」という些細な関心まで。こうした読者たちの気になることを解消するために、THE FACTの取材陣がモンサン・ドゥ・エウォルを訪れた。


モンサン・ドゥ・エウォルのレシート。上段の右端にG-DRAGONの本名クォン・ジヨン(권지용)が書かれている。


◆G-DRAGONに会える?
モンサン・ドゥ・エウォルの顧客や潜在的顧客がもっとも気になることは何だろうか。それは「G-DRAGONに会えるのか」だ。GDカフェとして知られているだけに、自然と浮かぶことでもある。彼はここによく来るだろうか。

スタッフのA氏は、「最近はスケジュールが多くてよくは来ないけれど、普通1ヶ月に1回は来ているようだ。去年の夏には月1度程度できていた。友人さんたちとコーヒーを飲んだり、スタッフたちとお話をしたりもする」という。定期的にカフェを訪ねて余暇を楽しみ、スタッフともコミュニケーションをしていることだ。“タイミングがよければ” モンサン・ドゥ・エウォルでG-DRAGONに会えるかもしれない。


モンサン・ドゥ・エウォルの景色。済州島の新名所として浮上している同カフェには、観光客の足が途絶えない。


◆1日の訪問客は数千人?
モンサン・ドゥ・エウォルは、“ホットプレイス”という言葉が過分ではないほど客が多い。取材陣がカフェを訪問した時が平日の午前中だったにもかかわらず、満席の状態で店内は混雑していた。飲み物をオーダーするために待つ客も数十人に達した。時間が経っても客は減らず、ずっと集まるところだった。1日にどれほどの客が来るのか尋ねてみた。
A氏に「1日約2000人ほど訪問していると聞いたが、事実なのか?」と聞いたら、「たぶんそれ以上になる。たくさんのお客さんがいらっしゃるので、正確に何人なのかは分からない」と答えつつ、「午前からブランチを召し上がりにくるお客さんが多い。特に、夏には写真を撮るのにいいからもっと多い」と付け加えた。


◆メニュー、価額、味
モンサン・ドゥ・エウォルでは、コーヒー、ジュース、ティーなどさまざまな飲料からケーキ、タルト、クッキー、アイスクリームなどのデザートはもちろん、サンドイッチ、ケサディア、ピザなどの軽食も用意している。また、済州島にあるだけに、地域特産品を生かしたハンラボン(シラヌヒ)ジュース、黄金香ケーキ、キャロットケーキ、ピーナッツクッキーなどが視線を引く。飲み物の値段は、アメリカーノ5,500ウォン(約550円)、ティー6,500ウォン~、シグネチャーの一つであるブラックスノーウィ8,000ウォン、ケーキ8,000ウォン~、サンドイッチが1万5,000ウォンだった。スタッフにもっともオーダーが多い飲み物を聞くと、モンサン・ドゥ・エウォルのシグネチャービバレッジである「モンサン・ショコラ」と「ブラックスノーウィ」を勧めてくれた。


モンサン・ドゥ・エウォルからみた風景。すてきなビューが自慢だ。


◆新名所として浮上しているモンサン・ドゥ・エウォル。噂の景色とは?
モンサン・ドゥ・エウォルは“済州島の必須コース”になっている理由は、なんといっても優れた景色だ。ハンダム海辺がすぐに見えるところに位置し、目の前に海が繰り広がることで人気が高い。SNSでもいい写真が撮れるスポットとして挙げられ、観光客から愛されている。
店の外では、ハガキの写真のように撮れることで撮影する人が多く、おかげで“セルカ(自撮り)族の聖地”とも挙げられている。また、殆どの席が視野を遮らないため、海を見ながら飲み物を楽しめる。


◆モンサン・ドゥ・エウォルならではのスペシャルなところ
初めて訪問する人なら、“予想外の雰囲気”に当惑するかもしれない。入口に立つ瞬間、EDMが聴こえる上に、多少の暗い雰囲気がまるでクラブを連想させるからだ。
しかし、中に入ると雰囲気明るくがらりと変わる。これはモンサン・ドゥ・エウォルならではのユニークな雰囲気でもある。また、美術作品が店内の至るところに展示されており、洋服やスマホジャケット、ポーチなどのさまざまなMDも販売している。


THE FACT|キム・ミンジ、オ・ギョンヒ記者



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