撮影:小川典子

 

[スポーツソウルジャパン|小川典子記者] 映画『王になった男』の来日記念プレミア試写会が、29日に新宿バルト9、TOHOシネマズ六本木、丸の内ルーブルにて行われ、主演のイ・ビョンホンが舞台挨拶に登場した。新宿バルト9にて開かれた舞台挨拶の後には、同会場にある10階スターステージにて、ビョンホンと彼の大ファンだという女優の岩下志麻による「大ヒット調印式」が執り行われた。


舞台挨拶に参加できなかったファンで、フロアいっぱいに埋め尽くされた会場から「ビョンホン氏~!」と、いっせいに歓声を浴びながら、登場したビョンホン。上手側の階段を少し下りてみるサプライズに、悲鳴が沸いた。「みなさん、こんにちは、来てくださってありがとうございます!」と、流暢な日本語で挨拶を述べるとさらにその声は大きさを増した。「実は、空港に到着したときから胸を熱くさせていました。一日一日、こうして、私の胸を熱くさせてくださって、本当にありがとうございます」と、感謝の気持ちを述べた。


さらに、女優の岩下志麻が応援に駆け付け、「映画、とにかくビョンホンさんの二役が、素晴らしかったです!」という第一声に、賛同の拍手が沸いた。さらに、「王様のほうは風格がありましたし、ハソンのほうは、ちょっととぼけた味のある役なんですが、正義感があり、かわいくて、とてもおもしろくて…ステキでした」と、大女優から太鼓判を押された。さらに、「最後に民衆の幸せを願って、王様として自分の言葉で演説をするハソン…。とても感動いたしました。ラストシーンの長官との舟での別れ…とても涙が出ました」と、岩下も熱弁が続いた。


これを受けてビョンホンは、「本当にすばらしい女優さんで、俳優として先輩にあたる岩下さんから、僕の演技を褒めてくださって…」と言いながら、「でも…一つ心配なのは、まだ映画をご覧になっていない方もいらっしゃるのではと…」と、笑いを誘っていた。

 

大のビョンホンファンで知られる岩下。彼を好きになったきっかけは、ドラマ「オールイン 運命の愛」だったようである。「とにかく知的で、格好良くて、チャーミングで…」と、岩下が褒めまくると、ビョンホンからは、Vサインが飛びだした。ずばり、彼の魅力は“役作りへの姿勢”!「とにかく役への、のめりこみ方がすごくて…。演じている役とビョンホンさんが、どの作品を見ても一体化するんですね!それが同じ俳優として、本当に素晴らしいなと思って、いつも感心しております!」とその理由を明かした。


さきほどから、岩下からの非の打ちどころのないコメントが続くビョンホン。「もちろん、こうした公式の場所では、良くないことは言えないと思いますが…」と謙遜を交えた冗談を述べつつ、「岩下さんが出演された作品のDVDを、さきほどいただきまして、字幕がないのですが、先輩の素晴らしい演技を見たいと、今から楽しみです!」と笑顔を見せた。


“もし、いつか共演の機会があるとしたら、どんな作品がいい?”という司会者からの質問に、「ビョンホンさんが韓国の御曹司の息子で…これは屈折した性格ですね。私は、韓国で事業をしている女社長です!あるパーティで出会って…ミステリアスな事件に巻き込まれるんです!」と、妄想が止まらない岩下に、ファンは自分を重ねるようにうなずき拍手を贈った。一方、ビョンホンは、「突然の質問ですが…」としながらも、「二人は、それぞれ伝統武道、武芸の達人なんです。一人は日本の武術、そして私は韓国のテコンドーの達人という役柄で、一緒にアクションを繰り広げるんです!」と、体育会系の作品が頭に浮かんだらしい。これには岩下も「ぜひ!」と大賛成のようだった。


この後は、この作品の大ヒットを願い、特大のハンコを二人で持ち、ボードに調印をする、記念の儀式が行われ、ファンとともに心をひとつにした。

 

撮影:小川典子

 

撮影:小川典子

 

撮影:小川典子

 

この『王になった男』は、絢爛豪華な王朝時代を舞台に、実在した朝鮮15代目の王・光海の秘密に迫る、史実にフィクションを取り混ぜた重厚な歴史大作。韓国のアカデミー賞と称される「大鐘賞」で史上最多の15部門を受賞し話題を呼んだ、宮廷エンタテインメント作品である。


【作品情報】
映画『王になった男』
2013年2月16日(土)より
新宿バルト9、丸の内ルーブルほか全国ロードショー!
配給:CJ Entertainment Japan
公式サイト:http://becameking.jp/

 

 

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