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NBCユニバーサルエンターテイメントでは息もつかせぬ面白さで話題性&検索ランキング〈圧倒的1位〉を獲得した本格ミステリー!
「リセット~運命をさかのぼる1年~」を好評DVDリリース中。
このたびDVDリリースを記念して、本作でMBC演技大賞優秀演技賞受賞したイ・ジュニョクのオフィシャルインタビューが届いた。


—このドラマに出演を決めた理由は?
イ・ジュニョク:台本を読んでみたらとても面白かったんです。最初は第3回分までいただいたんですが、2時間で読み終えるくらいサクサク読めました。これは必ず面白いドラマになると思い、出演することにしました。

—台本の印象は?
イ・ジュニョク:展開のスピーディーさが印象的でした。テンポがよくて無駄な描写が少ない。何より面白さを追求してる台本だと思いました。内容的に複雑な面はありますが、娯楽性を重視した台本だと強く感じました。

—原作は日本でもドラマ化されていますが、ご存じでしたか?
イ・ジュニョク:詳しい情報がなかったので、台本を頂いた時は原作があるとも知らなかったんです。

—日本版との違いはどんなところですか?
イ・ジュニョク:日本のドラマは、映像をほんの少しだけ観ました。制作された時期も違うし、韓国版のほうは原作とはまったく違う展開になっています。人物設定は完全に異なるので、日本版ドラマのファンの方も、また違う面白さを見つけていただけるはずです。


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—演じた役柄について教えてください。
イ・ジュニョク:僕が演じたチ・ヒョンジュはごくありふれた人物です。特別に優秀な刑事でもなく、仕事熱心だけど適当にサボることもある。基本的に明るい人物です。ヒョンジュの少し間の抜けた未熟なところが、事件と関わる際に緊張感を高める時もあれば、逆に和らげる時もあります。作品にメリハリを与える役柄ですね。

—強力班の刑事を演じるためにどんな準備を?
イ・ジュニョク:刑事をリアルに描いた作品ではなく、あくまで展開を面白くするための人物設定であり、謎を解くための要素として刑事が登場します。刑事役だからこうしたというより、シリアスになりがちなドラマですから、それを緩和するように念じて演じました。暗い作品にならないよう、ヒョンジュの明るさを強調したんです。

—演じていて難しかったと感じた点は?
イ・ジュニョク:楽しい面と難しい面の両方がありました。ヒョンジュの本来のキャラクターから離れた演技、見る人をミスリードさせるためそんなシーンがあります。どう演じようか迷いもありました。でも最近は視聴者の皆さんもいろいろな作品を観てよく分かっています。劇的効果のためだと理解してもらえると思い、その点は気にせず演じられました。役柄の感情を忠実に表すというリアリズムの観点より、ドラマのテンポが重要でした。リズムに乗って演じましたね。

—共演したナム・ジヒョンさんについて。
イ・ジュニョク:ナム・ジヒョンさんは、AI並みの完璧な俳優です。誠実ですね。本当に真面目な人でした。僕とは大違い(笑)。あんなドラマに出てくるような真面目な人は初めて見ました。尊敬できるし学ぶべき点も多い。人としても立派な大切な俳優仲間です。

—イ・ジュニョクさんはマンガ家志望だったとか。
イ・ジュニョク:ええ、小さい頃からマンガが大好きでした。

—今も描いてますか?
イ・ジュニョク:たまに描きますよ。

—好きなマンガは?
イ・ジュニョク:マンガと言えば、まずは鳥山明先生の「ドラゴンボール」。そして井上雄彦先生の「スラムダンク」。マンガではありませんが、ゲームクリエーターの小島秀夫監督のゲームも大好きです。僕もゲームのキャラクターに使ってほしいですね(笑)。

—リセット仲間の中で一番印象的な人物は?
イ・ジュニョク:別のインタビューではプロゲーマーのコ・ジェヨンと答えたんですが、今改めて考えてみると、宅配業者のパク・ヨンギルがインパクトのある役のようです。あと、悪徳高利貸しのペ・ジョンテも魅力的な人物なので、いつか演じてみたいと思いました。

—もしもリセットできるとしたら?
イ・ジュニョク:それは何度も聞かれた質問ですね(笑)。そのたびに「リセットしません」と答えてきました。だって、もし1年前に戻ったら「サバイバー」の撮影時期になりますよ。本作を撮影する前に戻るわけだから、過去に戻れば戻るほど、苦労して演じた作品がなくなってしまう。「秘密の森」シーズン2もまた撮らないといけない(笑)。だから戻りません。



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—今の記憶を持ったまま、1年以上前に戻れるなら?
イ・ジュニョク:小学生時代に戻りますね。きっと天才児と呼ばれるでしょう(笑)。小学生時代に戻ればすごく有利だし面白い。みんなもそう思うはず。

—このドラマで気に入っているシーンは?
イ・ジュニョク:エンディングが気に入っています。とても余韻の残るいいエンディングでした。このドラマの結末は、いろいろな形が可能だと思いますが、それをうまくまとめていました。刺激的で面白く展開していたのに、結末で台なしになる場合もあります。それまでの展開が納得できるエンディングで、僕は好きですね。

—印象に残るシーンは?
イ・ジュニョク:アドリブで演じたガヒョン(ナム・ジヒョン)とのグータッチ。監督が不在だったので、ここぞとばかりに好き勝手にやりました(笑)。でも、なかなかいい感じに仕上がりました。ガヒョンもアドリブを受けてくれて、別のシーンでもグータッチを披露しています。意味のあるアドリブだったと自負していますね。

—このドラマを通じて俳優として成長できた点は?
イ・ジュニョク:1つの作品の中で明るい顔からシリアスな顔、殺人者の顔、それらをすべて表現するのは難しいことです。ですから、さまざまな顔を表現できるこの作品に出られて、とても有意義でした。それから、多くの共演者との出会いも僕には意味がありましたね。あとは、防犯カメラの映像を見るシーンが多くて、防犯カメラに関する知識を得られました。かなり鮮明な映像で撮られてしまいます。皆さんも気をつけてください(笑)。

—オフの日の過ごし方は?
イ・ジュニョク:他の人も同じだと思いますが、家でゴロゴロしています。マンガを読んだり映画を観たりゲームをしたり……。でも今年あるいは来年からは、生活スタイルを変えようかと思っています。37年間同じキャラでは飽きてきたので。

—役作りのために、体重を増減されたとか。
イ・ジュニョク:映画「野球少女」のために7、8キロ体重を増やしたんです。その後ひと月で9キロ減量しなければなりませんでした。減量に近道はありません。食事はサツマイモ1本と鶏の胸肉を1切れ。それを1日2回食べました。運動は筋トレとボクシング。それに全身性低温療法(クライオセラピー)も。これは、ボクサーのメイウェザー選手をマネてやってみただけです(笑)。減量中は2回も貧血で倒れました。玄関のチャイムが鳴って立ち上がったらバタン。短期間で急激に減量するのはやるべきではないですね。絶対にダメ。気分が落ち込みます。

—日本のみなさんへメッセージを
イ・ジュニョク:ドラマ「リセット〜運命をさかのぼる1年〜」は苦労して撮りました。意外な展開の連続で繰り返し観ても、新たな面白さを発見できるはずです。DVDの見どころは……このインタビューですね(笑)。応援に感謝しています。また会いましょう。ありがとうございました。



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発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
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予告編:https://youtu.be/DXfmEcXKqD0



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