<スポーツソウルドットコム>のカメラが[特ダネ]で捉えたSBSキム・ミンジ女子アナウンサー(左)とサッカー選手パク・チソンのデート現場。|イム・ヨンム、イ・セロム記者

 

[スポーツソウルドットコム|ソン・ジヨンインターン記者] “出入り記者さん?今日は立ち入り禁止です!”


これほどSBSの警戒が厳しい日があったのだろうか。先日19日午後、ソウル・木洞(モッ・ドン)にあるSBS新社屋は、午後3時をすぎると、ノートパソコンとカメラで武装(?)した記者たちで溢れていた。この日の午前、<スポーツソウルドットコム>では、“永遠なるキャプテン”パク・チソン(32・QPR所属)とSBSのキム・ミンジ女子アナウンサーのデート現場を[独占・特ダネ]として報道した。各マスコミは彼らの熱愛発覚に素早く後続記事を準備、“もう1本の独占”のために、パク・チソン選手とキム・ミンジアナウンサーの一挙手一投足(こまかな一つ一つの動作や行動)に触角を逆立てた。
<スポーツソウルドットコム>も例外ではない。この日の午前、二人の熱愛事実を報道したので、午後の取材のターゲットは、同日午後6時に放送するSBS「生放送TODAY」の司会を務めているキム・ミンジアナウンサーの心境を聴いてみることだった。
特ダネの報道後、当事者である彼女・“前世にきっと国を救えた”と言われているパク・チソンの“恋人”は、いったいどんな言葉をするのだろう。
先輩記者たちが特ダネのために孤軍奮闘した以上、その後のことは後輩たちの分。午前スケジュールを終えた後、私は戦意に燃えながらタクシーに乗ってSBSへ駆けつけた。

 

SBS社屋には、キム・ミンジアナウンサーを待つ取材陣が殺到していた。|ソン・ジヨンインターン記者

 

二人の熱愛を報道があったため、SBSの警戒は平素より厳しい様子だった。普段取材に行くと笑顔で応対しながら出入証を配布してくれた係り人たちの顔は、いつもの表情とは違って固く厳しい表情をみせていた。
「どちらから?」「今日は特別にアナウンサー局から指示がありまして、出入記者さんも立ち入り禁止となっています」と言ってくる彼ら。放送局のロビでは他マスコミの映像記者とデスク係り人の間で軽い喧嘩(?)が見られる模様だった。
やっとロビに入ったら外とほぼ変わりのない熱い空気がインターン記者を迎えてくれた。込み合う取材陣とエアコンをつけてくれないSBSの節約精神(?)に包まれたロビは、“ホット”そのものだった。

 

SBS木洞社屋にある地下駐車場前。係り人たちが記者と出入りを統制している。|ソン・ジヨンインターン記者

 

雨のように汗をかいた。しばらくロビの床にへたりと座って一息休もうとする刹那、地下駐車場が目に入ってきた。“駐車場で彼女を待とうじゃないか”という考えが浮かんだ。SBSの係り人たちは、ロビ以外全てのところへの出入りを禁じていたので、地下駐車場に入ることは厳しそうにみえた。
結局、車が入る通路を利用してこそこそ駐車場へ向った。この時が午後4時。“私ってなんて奇抜なの!”と自分を褒めながらエレベーターの前に陣をとった。そこでキム・ミンジアナウンサーのコメントを一言でも取るつもりで、彼女が出演する番組の放送時間まで、ここで息を飲むつもりだった。
地下駐車場はロビより暑かった。車の煤煙に蒸し暑い熱気で玉の汗をかきながら、私はキムアナウンサーが来るまで、首を長くして待っていた。しかし、しかし、これはいったいどういうことだ?キムアナウンサーは、すでに「SBSテレビ芸能」とのインタビューのため、すでに出社しているという情報を耳にした。2時間をこの暑さに耐えながら車の煙でサウナしながら、ここで待っていたこと全てが水の泡になる瞬間だった。

 

パク・チソン(左)とキム・ミンジアナウンサーは、番組を通じて熱愛事実を認めた。|ペ・ジョンハン記者、SBS「生放送TODAY」放送キャプチャー

 

慌てて1階のロビに戻ると、キムアナウンサーが司会を務める「生放送TODAY」のスタジオには赤い灯りの“ON AIR”が。ロビの椅子に腰をかけ、実物で見られなかった彼女の番組を視聴した。
華やかな黄色いワンピース姿で登場したキムアナウンサー。急な熱愛ニュースが報じられた後、相当な負担もあったはずだが、生放送のために顔を出してくれた彼女に、全ての人の目と耳が集中される瞬間だった。キムアナウンサーは番組を進行しながら、一緒に司会を務めるペ・ソンジェアナとソ・ヒョンジン女子アナの意地悪に、顔色を赤くしながらも終始笑顔をみせた。「パク・チソンの彼女だ!」と叫びながら通りすがりの人たちも、ロビの中央で足を止め彼女の番組に集中した。

 

ラフなデートファッションで、夜の漢江(ハンガン)市民公園デートを満喫しているパク・チソン&キム・ミンジカップル。|イ・セロム記者

 

番組を観ていると、なぜかにやっとしている自分だった。下手な駐車場張り込みは失敗したけど、<スポーツソウルドットコム>が特ダネと報道した熱愛ニュースには、SBSも、キム・ミンジアナウンサーの顔も熱く燃える日だった。
翌日の朝、パク・チソン選手は公式記者会見を開き、キム・ミンジアナウンサーとの熱愛を認めた。そして彼女に送るハートサインのファンサービスも忘れなかった。
パク選手はこの日の記者会見で「7月結婚はない。前向きで考えている」とコメントしたが、この美しいカップルの結婚ニュースが楽しみになるのも事実。恋が始まった初々しいこの二人を、私も心から応援していきたい。

 

 

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