18日、駐日韓国大使館は約400人の来客が出席する中、完成まで3年かかった新庁舎の開館式を開いた。| 安・ビョンチョル 

 

[スポーツソウルメディアジャパン|安・ビョンチョル記者] 駐日韓国大使館が東京都港区南麻布に位置する、地下1階、地上7階の新しい庁舎に移転した。


18日、駐日韓国大使館は約400人の来客が出席する中、完成まで3年かかった新庁舎の開館式を開いた。開館式には故・徐甲虎(ソ・ガポ)氏の家族をはじめ、韓国外務省の金奎顕(キム・ギュヒョン)第1次官、大韓民国民団の呉公太(オ・ゴンテ)団長、日本外務省の斎木事務次官、福田康夫前日本総理など日韓の人事が出席した。


駐日韓国大使館の李丙琪(イ・ビョンギ)大使は冒頭の挨拶で、「3年間の工事期間中、3・11東日本大震災の発生など様々な困難があったが、みんなの協力で無事に今年6月完成することになった。新しく完成させた本庁舎は、1965年韓日国交正常化以来50年に渡る両国間の友好関係を一層発展させることができる前進基地になると信じている。韓国と日本は、普遍的価値観を共有する友好国である。両国が国際社会で責任ある役割を実行するためには何よりも韓日関係の安定的な発展が必須要件だ。2015年の韓日国交正常化50周年を契機に一段階発展した韓日新時代の構築するために、さらに努力しなければならない。韓国大使館は両国の政府でけでなく、両国の国民を繋ぐハーブになっていく。両国の発展のため最善を尽くしていきたい」と悪化した日韓関係の改善に意欲を示した。

 

李丙琪(イ・ビョンギ)大使は新しい庁舎について、「両国間の友好関係を一層発展させることができる前進基地になると信じている」と語った。|安・ビョンチョル


これに対し、式典に出席した斎木昭隆外務事務次官は祝辞で、「韓国と日本は経済、文化などの各分野で長年に渡る緊密な関係を有しており、また、民主主義をはじめとする基本的な価値を共有する重要なパートナである。安全保障の面でも両国が緊密に連携することが、アシア・太平洋地域の平和と安全に必要不可欠と言える。今後もあらゆる分野で韓国との交流が発展することを望む。お互いに努力していきたい」と述べた。


今年6月に完成した新庁舎は、1979年に建てられた旧庁舎を2010年から解体し、その上に約70億円を投資し改築したもの。東京でも高い地価で有名な麻布に新庁舎ができたのは、在日同胞の故・徐甲虎氏が土地と建物を寄付したのがきっかけとなった。

 

駐日韓国大使館の新庁舎。|安・ビョンチョル

 

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