韓国の代表甲類焼酎のチャミスル、チョコパイ、辛ラーメンなどが、海外に進出しての人気を集めている。

 

[スポーツソウルドットコム|イ・チョリョン記者] 下半期の韓国流通業界では,韓国内での確固たる認知度を踏み台に、海外市場でも人気を集める飲食商品ブランドがブームになる見通しだ。中ではチャミスル、チョコパイ、辛ラーメンなどが韓国を代表する商品として、世界人を魅了している。


◆12年連続、蒸留酒部門売上高1位「チャミスル」
韓国の国民焼酎(ソジュ)として位置づけられたJINROのチャミスルが、国内外で高い成果を上げた。
チャミスルは、今年第2四半期(4月~6月)、ブランド価値評価の専門会社であるブランドストックが選定した韓国100大ブランドで13位に上がり、国内酒類部門で最高のブランド価値が認められた。これをもとに海外市場でも国内市場を超えるいい評価を受けている。


今年5月、モンド・セレクション(Monde Selection)の焼酎部門で“金賞”を受賞したチャミスルは、最近海外の酒類専門誌<Drinks International>で「2012年、世界で最も売れた蒸留酒」と選ばれた。
チャミスルは、世界50カ国でなんと5440万箱が販売された。これは約16億3千万本(360ml/本)に当たる量で、全世界人口60億人の中、約27%が1本ずつ飲める莫大な量でもある。また2001年から2012年まで“12年連続、世界蒸留水部門売上高1位”という記録を果たした。


世界人の焼酎として位置づけられたチャミスルは、最近 柳賢振(リュ・ヒョンジン、ロサンゼルス・ドジャース所属、投手)が活躍しているドジャー・スタジアムでも、アメリカ人の熱い視線を受けることになった。ここでは、レモン、りんご、オレンジなどのフルーツフレイバーが加われた“チャミスルカクテル”が販売されており、ドジャー・スタジアムを訪れる野球ファンに高い人気を得ている。


◆“国民のチョコパイ”が“世界人のチョコパイ”に生まれ変わる!
“世界人のチョコパイ”として跳躍するオリオンのチョコパイは、中国とロシアの“国民おやつ”に登極し、今は北米地域でも成功を果たすための活動を計画している。
オリオンは最近、ロサンゼルス・ドジャースと今シーズンに公式パートナーシップを結び、本格的な現地マーケティングを行っている。その一環としてドジャー・スタジアムでは、このチョコパイを無料で提供するイベントが開催された。

 

今回のイベントは、北米地域での認知度強化やブランドイメージの向上などを図るため開催された。2013年MLBシーズンが終了する9月まで、計5回に及んでイベント開催を予定している。この他にもオリオンは、ドジャー・スタジアム内の25ヵ所売店でチョコパイを販売、選手専用ラウンジでは、チョコパイをおやつとして無料提供するなど、さまざまなプロモーション活動を通じてチョコパイを宣伝している。


◆ヨーロッパ市場攻略に乗り出した「辛ラーメン」
農心(ノンシム)は今年2月、イギリスの4大流通会社であるMorrisonsをはじめ、スイス最大の流通会社のMigros、オランダの空港売店のGrab and Flyと辛ラーメン販売契約を締結した。
イギリスを含むヨーロッパ現地の流通業者は、自国ブランドと自社PBブランドを重視する特有の文化を持つ。こうした文化のため、外国ブランドの出店が厳しい現状だが、辛ラーメンはヨーロッパで30年間築いてきたブランドパワーで気難しいヨーロッパ流通会社を説得、市場に安着した。

 

これとともに農心は、サッカーの本場、ヨーロッパ現地サッカーチームを公式後援する最初の食品企業というタイトルも獲得した。今後は農心ロゴと辛ラーメンブランドを、2013・2014シーズンフットボールリーグ2(4部相当)に所属する“AFCウィンブルドン”の競技場に提供することになった。他にも農心は、ホーム試合が開始される前、観客らに辛ラーメンを無料で提供するイベントを行うなど。持続的に韓国の代表インスタントラーメンをアピールするつもりだ。

 

 

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