バケーションシーズンを迎え、現在モバイルショッピング市場が好況である。

 

[スポーツソウルドットコム|オ・セヒ記者] スマートフォンを利用する“*親指族”が増える中、これとともに好況を迎えたのがモバイルショッピングである。パソコンより携帯電話で移動しながらショッピングする顧客らの数が、どんどん増加しているのだ。
〔*親指族:携帯電話で電話、メール、インターネットの機能などを使いこなしながら、日常生活の一部として高い頻度でこのような機能を利用する若者世代のことを指す〕


イーマート(E-MART、이・마트、㈱新世界が運営、韓国内に120店舗以上、中国に8店舗を持つ)によると、本格的なバケーションシーズンが始まった7月末から、イーマートモール(emart mall)のオンライン売上は、先週2%が減少したのに比べ、モバイルショッピングの売上が28%増加した。モバイルショッピングの伸び率に力が加われ、この期間イーマートモールの売上は、先週対比3%増した。
バケーションシーズンとともにモバイルショッピングの売上が急増しながら、イーマートモールの売上比重は、昨年7月の9%台から先週14.5%で高く伸びた。同期間イーマートモールの全体売上は7.5%が増加、中でPCショッピングの売上は3.5%減少し、モバイルは12倍増を記録した。

 

テレビショッピング業界のモバイル部門の伸び率も注目だ。CJ O Shoppingは、「O'clock」(ソーシャルコマースサービス)を通じて消費者のモバイルショッピングを誘導。取引金額は572億ウォン(約49億5千万円)を記録し、去年同期間対比281%で急増した。GS SHOPも539億ウォン(約46億7千万円)、現代ホームショッピングも200億ウォン(約17億3千万円)に達した。
全体的なモバイルショッピング売上も幾何級数的に増加した。韓国オンラインショッピング協会によると、2009年モバイルショッピング市場は100億ウォンで留まったが、去年の場合1兆7000億ウォン(約1千470万円)まで昇る急成長を成し遂げた。売上増加率も2011年対比、183.33%を記録した。
今年の上半期、モバイル訪問者数が最も多かったのもモバイルショッピングサイトだ。訪問者数が最も高い30ヶ所サイトをみると、検索ポータルサイトを除いて、Gmarket、11ST、TMON、Wemakeprice、coupang、AUCTIONなどのショッピングサイトらが大挙含まれた。Gmarketは17位を記録し、ショッピングサイトの中で一番高い順位を占めた。


業界では、モバイルショッピング市場が今後さらに成長すると期待している。モバイルショッピングの成長理由としては、韓国内のスマートフォン普及率と関連しており、韓国のスマートフォン普及率は67%で、40~50%の香港、シンガポールなどと比べ、世界で最も高い普及率であり、モバイルショッピングは無限な潜在力を持つという評価だ。
これについて業界関係者は「スマートフォンの普及率が伸びるほど、モバイルショッピング市場はもっと大きくなるはずだ。普及用スマートフォンが発売され、顧客らも若者世代から中高年層世代まで拡大している。PCを使わなくても買い物が可能なモバイルショッピングは、忙しい消費者たちに最適な買い物環境を提供している。そのため、移動が多いバケーションシーズンにもモバイルショッピングの顧客は増えている」と説明した。

 

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