13日、LIGグループの具滋元(ク・ジャウォン、77)会長が2000億ウォン台の詐欺企業手形(CP)を発行した疑いで懲役3年の実刑を宣告された。|スポーツソウルドットコムDB

 

[スポーツソウルドットコム|ソ・ジェグン記者] 2000億ウォン(約183億円)台の詐欺企業手形(CP)を発行した疑いで起訴された具滋元(ク・ジャウォン、77)LIGグループ会長が13日、ソウル中央地方法で開かれた判決公判で懲役3年の実刑を宣告された。同じ容疑で起訴された具会長の長男、具本尚(ク・ボンサン、42)LIGネクスウォン副会長も懲役8年の実刑を言い渡された。


同日の判決は、具会長父子に対して検察が公訴提起したLIG建設の粉飾決算と詐欺CP発行疑惑と関連し、組織的に行った詐欺だったという検察の主張を受け入れた。
裁判所は、「具会長は、LIGグループのトップとして、戦略実施と成果施行懇談会などを通じて子会社の情報を報告受けたのはもちろん、LIG建設の人事権の一部を行使して、主な政策などの最終的な決定権を持っていた」とし、「グループ内の地位と経営関与などを考慮すると、具会長が粉飾決算などの詐欺行為による詐取行為に加担したという事実を否定することができない」と述べた。
ただし、高齢の年齢と肝臓がんの手術を受けるなど、健康上の理由を考慮して、当初検察が求刑した懲役8年より刑量を下げた懲役3年を宣告した。


具副会長も重刑を免れなかった。裁判所は、本件の犯罪行為の主体として具副会長を指名した。裁判所は、LIG(株)にLIG建設の経営状況を綿密に報告し、主要な会議に全て出席するなど、経営全般に関与した事実を認め、粉飾決算、企業再生手続きを利用した詐取行為の最大の経済的受益者だと判断した。


裁判所は、「具副会長がLIG(株)に報告した主な内容をみると、LIG建設の粉飾決算の事実を把握していた」とし、「グループの実質的な経営権を持つ具副会長は、計画的に詐欺行為を企画して共謀したとみられる」と述べた。
続いて、「具会長らが犯した経済犯罪行為は、企業の透明性と市場に対する信頼を落とした非常に重大な企業犯罪で、その動機と罪質が非常に不良のため、厳重な処罰が避けられなかった」とし、「詐欺犯行による詐取金額が大株主や専門経営家などに直接帰属されないという理由だけで重刑を宣告しないと、このような企業犯罪を防ぐことはできない」と付け加えた。


ただし、具会長の次男である具本葉(ク・ボンヨップ、40)前LIG建設副社長には、LIG建設の人事に特別な人事権を行使していないこと、戦略実施と成果実施などグループの主要な戦略会議にまったく出席していないことなどを考慮して、共犯と判断するには難しいといい、無罪を宣告した。


LIGグループは過去のグループ系列会社であるLIG建設の企業回復手続き(法廷管理)申し立てを前に返済能力がないにも担保として預けた株を取り戻せる資金を調達するため、2100億ウォン規模のCPを発行した疑いで検察に起訴された。
検察は先月14日、具会長には懲役8年を、具副会長と具副社長にはそれぞれ懲役12年と懲役8年を求刑した。
 

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