サムスンディスプレイとLGディスプレイが、それぞれ相手企業に提起した有機ELと液晶パネル関連特許訴訟を23日、取り下げしたと発表した。

 

[スポーツソウルドットコム|ファン・ウォンヨン記者] LGディスプレイとサムスンディスプレイがそれぞれ相手企業に提起した有機EL (OLED)や液晶パネル(LCD)など関連特許訴訟と特許無効審判をすぐに取り下げ、両社間の対話を通じた特許協力方案の模索に注力することで合意した。


LGディスプレイは、サムスンディスプレイを相手に昨年9月、有機EL特許侵害禁止と損害賠償訴訟を提起しており、サムスンディスプレイも、LGディスプレイを相手に昨年12月に液晶パネルの特許侵害禁止と損害賠償訴訟を提起した。LGディスプレイとサムスンディスプレイは、特許訴訟の対象となる特許に対する無効審判も今年1月と昨年11月にそれぞれ韓国の特許審判院に請求した。


今回の合意は、特許訴訟と特許無効審判を相互に取り下げることで無駄な特許紛争を止め、両社間の対話を通じた特許協力方案の模索に集中しようという両社の決定によるもの。
特に意味深い部分が合意の背景。LGディスプレイとサムスンディスプレイは、激しくなるグローバル市場の競争環境の中で、公正な善意の競争を介してディスプレイ市場をリーダするカンパニーとしての地位をさらに固めることに意見が一致した。


今回の合意について、LGディスプレーの技術戦略グループ長ソン・ヨングォン常務は、「今はグローバルな視点から両社とも会社の特許競争力を高めることが最も重要な状況」としながら、「特許訴訟と審判の請求を取り下げたことは、法的な紛争ではなく、対話を通じた特許協力方案の模索に注力するためだ」と意味を説明した。
サムスンディスプレイのIP総括キム・グァンジュン専務は、「両社が法的紛争を解消し、より建設的な方向に協力していくきっかけになる」としながら、「これによって、両社がグローバルな競争力を向上させ、ディスプレイ産業の発展に寄与することができる」と述べた。

 

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