サムスン電子は、今年の第3四半期(7~9月)売上高が59兆835億ウォン(約5兆4千億円)、営業利益が10兆1600億ウォン(約9.3千億円)を記録したと25日発表した。|スポーツソウルドットコムDB

 

[スポーツソウルドットコム|キム・ヨンジョン記者] サムスン電子が初めて四半期の営業利益で10兆ウォンを突破した。


サムスン電子は25日、2013年第3四半期(7~9月)基準で売上高59兆835億ウォン(約5兆4千億円)、営業利益10兆1600億ウォン(約9.3千億円)を記録したと発表した。過去最大だった第2四半期の売上高57兆4600億ウォン(約5兆3千億円)、営業利益9兆5300億ウォン(約8.7千億円)よりも売上高は2.8%、営業利益は6.6%が増加した数値だ。
第3四半期の業績は、半導体やギャラクシーのIT・モバイル機器などの主力製品が牽引した。半導体は売上高9兆7400億ウォン(約9千億円)、営業利益2兆600億ウォン(約1.9千億円)を記録し、前四半期と比べて売上高と収益性の両方の面が改善された。


IT・モバイル部門も売上高36兆5700億ウォン(約3兆4千億円)、営業利益6兆7000億ウォン(約6.1千億円)を記録し、前四半期比でそれぞれ3%、7%増加した。
ギャラクシーS4とギャラクシーノート3などのプレミアム・スマートフォンの海外市場の販売がいい成績を維持した中で、普及型スマートフォンの販売も増えた。ギャラクシータブ3などのタブレット機器も7月から本格的に販売に突入し、前四半期と比べると売上高が大幅に増加した。


家電部門は、UHD TVと50インチ型以上の大型TVの販売拡大などにより、売上高12兆500億ウォン(約1兆1千億円)、営業利益3500億ウォン(約320億円)を記録した。しかし、主要市場でプレミアム家電製品の販売は増えたが、エアコンのシーズン終了の影響と新興市場の通貨切り下げで実績が減少した。
ディスプレイパネル部門は前四半期より実績が減少した。スマートフォン製品を中心としたOLED(有機発光ダイオード)パネルの販売が増加したにもかかわらず、大型LCD(液晶表示装置)パネルの販売価格の下落やOLEDの生産能力増設による減価償却費の増加の影響だとみられる。ディスプレイ部門は、売上高と営業利益がそれぞれ8兆900億ウォン(約7.4億円)と9800億ウォン(約890億円)で、それぞれ1%と12%減少した。


サムスン電子は、オンシーズンの第4四半期に主力製品の需要増加を期待していると明らかにした。しかし、グローバル市場の不透明性、新興国の通貨不安などの要因で企業間の競争が激しくなると予想した。


一方、サムスン電子は第3四半期に半導体の2兆6000億ウォン(約2.4千億円)、ディスプレイパネルの1兆9000億ウォン(約1.7千億円)など合わせて6兆ウォン(約5.5千億円)を投資した。第3四半期までの施設投資は約15兆ウォン(約1兆3千億円)。サムスン電子は、第4四半期に国内Dラム工程切り替え、研究所建設、中国での半導体工場・LCD工場の投資で、年間の投資規模は当初計画した24兆ウォン(約2兆2千億円)以上になると予想した。

 

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