LGグループが27日から社長団及び役員人事を断行する。|スポーツソウルドットコムDB

 

[スポーツソウルドットコム|ファン・ウォンヨン記者] LGグループが、社長団及び役員人事を断行する。今年末の大手企業の人事の中、最も先にグループ内の大規模組織改編と世代交代を予告したLGに、今業界の耳目が集中されている。


LG電子、LGディスプレイ、LGハウシス等LGグループ系列社の3社は27日、早くも理事会を開き、社長団及び役員人事を断行する予定だ。LGによると、LG電子は同日午前10時、LGハウシスは午前11時、LGディスプレイは午後4時にそれぞれ理事会を開く。理事会は3日間に渡って行われ、LG電子とLGディスプレイの人事リストは、27日午後もしくは28日に発表される予定。
業界では、今年LGグループの人事は大幅には変わらないと見込んでいる。具本茂(ク・ポンム)LG会長が、経営陣の経営指標より、製品の改善及び市場先導の成果に基づいた人事を断行すると予測されるからだ。


具会長は今月7日、ソウル・汝矣島洞(ヨイド・ドン)にあるLGツインタワーで開かれた「第19回LGグローバルチャレンジャー授賞式」で、「新たな道を開拓し、世界最高に挑戦する人こそ、LGが求める人材」と強調した。
また先月10日、同場で開かれた9月の役員セミナーでは、「事業責任者が意思決定を躊躇し、まともな勝負もできず、短期成果のために事業の大きな流れを逃してしまうなら、決して市場を先導することはできない」とし「失敗を恐れない勇気と実行力については、たとえ成果が出なかったとしても認めてあげる」と述べた。

系列社の社長らは相当数が留任すると予想される。昨年末の人事で、経営陣110人に対する大々的な世代交代が断行されたからだ。去年LGグループ人事を通じて、㈱LGの姜庾植(カン・ユシク)副会長と金磐石(キム・バンソク)LG化学副会長等、CEO(最高経営者)級の人士らが経営一線から離れ、50代の比較的若いCEOが大挙登用された。
また“高卒神話”を書いたチョ・ソンジンLG電子ホームアプライアンス(HA)社長と、韓相範(ハン・サンボム)LGディスプレイ社長が昇進された。チョ社長の事例のように、市場先導に貢献した優秀人材を対象した予測つかない人事も期待されている。


反面、具会長の長男であるク・グァンモLG電子部長は、最近昇進しただけに今回の役員人事には名簿に上がらないと予想される。ク部長は今年3月、ホームエンターテインメント(HE)の事業本部・先行商品企画チームの次長から部長に昇進した。


イ・ウンボムLGイノテック代表とオ・ジャンスLGハウシス代表、パク・ジョンソクLG電子モバイルコミュニケーションズ(MC)事業本部長等、副社長団の昇進可否も注目を受けている。
今年で3年目となる具本俊(ク・ボンジュン)LG電子副会長が、組織活力のために新しい組織作りに乗り出す可能性もある。LGグループは自社が新成長動力にしているエネルギー事業の本格的な推進と、LG電子事業本部に昇格させた自動車部品事業(VC事業本部)強化のために苦心すると予想される。また、具会長が成果及び補償を強調してきただけに、実績がよくない一部の系列社と事業部の経営陣らを交代するとも思われる。


28日には、㈱LG、LG化学、LGイノテックが。29日にはLG生活健康、LG商社等が理事会を開き、役員人事を断行する。LGグループは、各系列社別に理事会を行い、社長内定者を決めた後、新規選任された社長に対しては、来年の株主総会で登記理事として選出して、最終確定する手続きに従っている。

 

 

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