24日午後2時、李孟熙(イ・メンヒ、82、元第一肥料会長)氏が、李健煕(イ・コンヒ、71)サムスングループ会長を相手に起こした株式引渡しなどの控訴審第5次弁論が、ソウル高等裁判所・民事14部(部長裁判官 ユン・ジュン)の審理で行われた。

 

[スポーツソウルドットコム|ファン・ジニ、ファン・ジュンソン記者] 相続訴訟で初めて証人が出席した。
原告 李孟熙(イ・メンヒ、82、元第一肥料会長)氏側と、被告 李健煕(イ・コンヒ、71)サムスングループ会長側の控訴審では、証人尋問による神経戦が繰り広がった。


24日午後2時、李孟熙氏が李健煕サムスングループ会長に対して起こした株式引渡しなどの請求訴訟の控訴審第5次弁論が、ソウル高等裁判所の民事14部(部長裁判官 ユン・ジュン)の審理で行われた。
李健煕会長側の法廷代理人は去る1981年から2011年まで、サムスン生命の経理部と関連部署などで勤務しながら副社長を務め、現在顧問にいるハン・ジョンユン氏を証人として採用した。
先に尋問を始めた李健煕会長側の代理人は、証人に借名株の認知可否について集中的に尋ねた。証人はサムスン生命の経理部で勤務しながら、1980年代の半ばから会長秘書室の管財チームの指示に従い、サムスン生命の借名株管理と関連した業務を担当したと供述し、借名株について認知していたと答えた。


証人は「社員、代理の時代から周辺人と業務を通じて、サムスン生命の高位役員などの名義になっている借名株の管理を、会長の私財を管理する秘書室の管財チームが担当していることが分かった。そのため、サムスン生命の借名株式の実際の所有権は、当然先代会長(故 李秉喆会長)から李健煕会長に渡されたことで知っている」とし「経理部に在職している時、第一製糖と新世界、経理部とよく会っていたので、みんな借名株の存在について知っていた」と述べた。


しかし李孟熙氏側の代理人は、サムスンの特検当時、秘書室の財務チームにいたキム・ヨンチョル弁護士と李健煕会長の右腕だった李鶴洙(イ・ハクス)前顧問も知らなかった借名株の存在を、系列社の経理部の職員が認知していた事実に疑問を抱いた。
原告側の弁護人は管財チームの規模と、借名株の実権を実物としてみたかなどについて、具体的な質問で攻めながら証人の供述を引き出した。李孟熙氏側の代理人は「高位幹部でさえ知らなかった借名株式の存在を、どうして知っていたのか」と「管財チームの規模はどれくらいであり、誰に、主な報告をしたのか。サムスン生命のすべての経理部は、李健煕会長の借名株について知っているのか」と質問したが、証人は、古いことなので覚えていないとし、質問に対してあいまいな姿勢を取った。
これに李孟熙氏側の代理人は、「よく覚えていないのに、どうして証人として採用されたのか」と反発しながら質問を続けたが、証人は、一貫して具体的な回答を避けた。


一方、李孟熙氏側の代理人は、「依頼人(李孟熙)は、家族のことで国民らに大きな失望を与えたことを申し訳ないと思っている」と言いつつ「家族和合の次元で、調停について意思を確認した」と付け加えた。
李健煕会長側の代理人は「和合について真剣に検討したが、この裁判をみる限り、難しいことだと判断している」と慎重な反応を見せた。
裁判部は両側に対して、「双方が円満に和解できるように、代理人らには努力していただきたい」と和解を勧告した。

 

 

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