在日本大韓民国民団(民団)中央本部の2014年新年会が日、東京都内で開かれた。

 

[スポーツソウルジャパン|編集局] 9日、東京都内で在日本大韓民国民団(民団)中央本部の2014年新年会が開かれた。同式には民団の関係者をはじめ、日韓議員連盟の額賀福四郎会長、韓日議員連盟の金泰煥(キム・テファン)会長代行、日本共産党の市田忠義書記局長、笠井亮衆院議員など約600人以上が参加し、日韓関係の改善への決意を改めて明らかにした。


挨拶に立った呉公太(オ・ゴンテ)中央本部団長は、「韓日関係が良好ではないと言っても、人的な往来は昨年も年間で推定550万人を数え、経済界においても貿易や投資の増大、韓日企業による第3国への共同進出が続くなど緊密化への流れは変わりない」とし、「祖国・韓国とは紐帯を、居住国・日本とは共生を追求してきた民団には、両国の架橋となってきた自負がある。今こそ、これに恥じない働きをする時だ」と民団の役割を強調した。

 

朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の祝辞を代読している駐日韓国大使館の李丙琪(イ・ビョンギ)特命全権大使。

 

朴槿恵(パク・クンヘ)大統領も民団の新年会に祝辞を送った。朴大統領は、「ようやく始まった経済回復の火種を必ず生かして、経済活性化と民生安定に繋げていきたい。そのために最も重要なことが、国民の安全を守ること。北朝鮮の挑発に備え、隙のない安保態勢と危機管理体制を確固たるものにしていく」としながら、国民の幸福のために全力を尽くことを約束した。祝辞は、駐日韓国大使館の李丙琪(イ・ビョンギ)特命全権大使が代読した。

 

日韓議員連盟会長を務める自民党の額賀福志郎元財務相。

 

日韓議員連盟会長を務める自民党の額賀福志郎元財務相は、「日韓両国が冷静さを戻し、いい船出を始めなければならない一年だ。安部首相も朴大統領も、お互いが最も大事な隣国であるという価値観を共有して、アジアの安全・平和のために頑張っていくべき。しかし、去年1年は両国の関係がなかなか良くならなかった。両国が共に発展するために何が必要か、何が問題なのかをもう一度考えなければならない時だ」と悪化した韓日関係に向けて改善の意思を示した。

 

韓日議連会長代行の金泰煥(キム・テファン)国会議員(セヌリ党)。

 

韓日議連会長代行の金泰煥(キム・テファン)国会議員(セヌリ党)は、新大久保で頻発に行われている「嫌韓デモ」を取り上げ、「日本の現状をみると、歴史を直視し信頼を築いて隣国との関係を回復するのは容易ではない」と指摘しながら、日本の政治家らに両国の関係改善のための協力と支援を呼びかけた。

 

日本共産党の市田忠義書記局長。

 

日本共産党を代表して、挨拶に出た市田書記局長は「侵略戦争と植民地支配の反省が不可欠であり慰安婦問題の解決が求められている」としながら、安倍首相の靖国参拝を厳しく批判した。永住外国人の地方参政権の問題については、「日本共産党としては、選挙権はもとより被選挙権も含めて、付与されるべきだと考えている。ぜひ、この問題で、超党派で、地方参政権実現へ一歩でも二歩でも、前に進むように努力したい」と述べた。

 

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